ルーン文字は2世紀頃から古代北欧で使われてきました。表記文字として長く使われてきましたが、8世紀頃にはラテンアルファベットが台頭し、その後アルファベットが多く使われるようになりました。
ルーン文字は一見とても難しそうな記号に見えます。しかし文字数はたったの24文字しかありません。現在使われているアルファベットよりも少ないのです。そしてルーン文字は、アルファベットにも対応しているのをご存知ですか?もともと、ルーン文字がアルファベットの由来となったとも言われています。
こちらにルーン文字のアルファベット対応表を掲載します。

QとVとXは、対応するルーン文字がありません。その場合、Qはケン、Vはウルで、Xはエオローで代替することもできます。
ルーン文字で名前を書いてみよう
自分の名前をルーン文字で書いてみましょう!
さいとう まみ → ᛋᚨᛁᛏᛟ ᛗᚨᛗᛁ
かわいいですね!最初は難しく感じるかもしれませんが、上記の対応表を見ながらゆっくりと書いてみましょう。
ルーン文字自体は、直線のみで書かれているので、決して複雑ではありません。縦の線、横の線のみで書かれているのです。これは古代北欧では文字を木の皮(樹皮)や石に彫って書いていたことが関係しています。それらに丸い形や複雑な形を書くことは、とても難しいですよね。そこで、たて線と、それにかかる斜めのよこ線が使われました。
ですからコツをつかむと、ルーン文字はとても書きやすいのです。デザイン的にも優れています。直線だけでこのようなおしゃれな形が作れるのですから不思議です。
名前を書いたら、文章にも挑戦してみましょう。ルーン文字は11世紀以降は「ひみつの文字」としてや「おまじない文字」としても発展しました。わかる人だけ分かる、独特な文字で、わくわくするような特別感があります。
ぜひいろいろなルーン文字を書いてみて下さい。